お知らせ

【スロットレスモーターの特性と機能補助製品のご案内】が掲載されました。

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この度は弊社の新形モーター「スロットレスモーター（SL-3）」におきまして、高性能への追求による磁力の強さから、ご使用の線路レイアウト環境、走行環境によって不都合が生じるケースがあるとのお声をいただきました。皆様から貴重なご意見を賜り、誠にありがとうございます。
スロットレスモーターは、今後も弊社の主力、新動力としての置換を順次すすめて参ります。皆様にご安心してご利用いただくため、下記に同モーターの特性についてのご説明と、走行上の不都合が生じた際の機能補助製品のご案内をさせていただきます。

1.スロットレスモーターの特性について

スロットレスモーターは、走り出し・低速域でのコギング（ノッキング）現象の軽減、走行時の静音性を実現し、かつ従来モーター（GM-3）相当のトルクを実現するため、従来モーターよりも磁力の強いマグネットを使用しております。

2.事象について

現在、お客様よりいただいた情報から、下記のような事象が確認されております。
A. 他社製のポイント線路を通過する際、先端レールを切換えてしまう場合がある。
B. KATO 製のアンカプラー線路を通過できない場合がある。
C. 33mm 未満の複線間隔で走行する際、隣り合った車両の車体が引き寄せられてしまう場合がある。

3.発生要因

これらの現象は、次の要因によって引き起こされます。
Ａ⇒他社製ポイント線路が開通方向の保持を行う機能として使用しているマグネットと電磁石の鉄芯との吸着力に対し、スロットレスモーターの磁力の吸着力が上回り、切換部のマグネットを作動させてしまう。
Ｂ.Ｃ⇒片軸モーター搭載などの車両で、車両の重量が特段に軽い場合、スロットレスモーターの磁力に負けてしまう。
このため、弊社のスロットレスモーター搭載車両を下記の条件にてご使用される方は、必要に応じて次項「４.機能補助製品について」にてご案内する機能補助部品を使用し、ご対策いただけます。

I.ユニトラックと異なる構造を持つ他社製のポイント線路で、不都合が確認された場合 ※

他社製のポイント線路でも、個体差が確認されております。

II.片軸モーターなど重量の軽い製品を、下記の環境で走行される場合

・アンカプラー線路上
・ユニトラムなど、複線間隔が33mm 未満

4.機能補助部品について

上記の対策として、２つの機能補助製品の準備をすすめております。お客様のレイアウ
ト・走行環境などに合わせてご選択いただけましたら幸いです。

I.線路（ポイント）側に施す方法

他社製のポイント駆動ユニット部の裏面に、金属製の薄いシートを貼付することで、ポイ
ント内部のマグネットと電磁石の鉄芯との吸着力を補強します。
◇機能補助部品① 増磁シート ¥1,045（税込）
※ホビーセンターカトーより 2023 年1 月頃発売予定

II.車両側に施す方法

スロットレスモーターのレール側面に金属製の板をかぶせることで、磁力を遮蔽します。
片軸モーター搭載車両の場合は、モーター上の車内にも貼付けます。
◇機能補助部品② 減磁板 価格未定
※原材料調達の都合により、価格・納期は追って告知させて頂きます。

＜お問い合わせ＞

上記でも解決しない走行上の不具合・挙動などがございましたら、下記までお問い合わせください。