大宮工場(現・大宮総合車両センター)で施工された普通先頭車化改造である。定員はオリジナルのキハ82形と同一であるが、片側のトイレ・洗面所・一部の客席部分を運転室・機械室に改装し車掌室・荷物保管室を撤去するほか、走行用エンジンを1基とし発電セットを搭載するなど大掛かりな工事である。
901は「はつかり」運用終了後の1968年12月に改造され向日町運転所に配置。1972年3月15日ダイヤ改正で「いなほ」「ひたち」が9両化されるために902と共に秋田区へ転出。7か月後の10月には羽越本線電化により「いなほ」「ひたち」が485系電車化され余剰となったために札幌運転区(現・札幌運転所)へ再転出。「北斗」「オホーツク」「北海」で運用された。1981年(昭和56年)10月のダイヤ改正で余剰となり同年12月25日付で廃車。サボ受けの移設は行われていない。
902は「はつかり」運用終了後もキロ80 5のまま1969年10月に秋田へ転出。翌1970年2月に改造され鹿児島運転所に配置。同年9月に和歌山機関区に転出。1972年3月の秋田再転出後は901と同様な経歴を持つが、1982年6月11日に石北本線で脱線事故のため同年7月6日付で廃車。
KATO(カトー)
【 2018年8月9日 】発売日
品番 | 品名 | 価格(税別) | 発売日 | |
---|---|---|---|---|
[新] | 6068 | キハ82 900 | 3200円 | 8月9日 |
メーカー詳細
キハ82形900番台
品番 | 品名 | 価格(税別) | 発売日 | |
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[新] | 6068 | キハ82 900 | 3200円 | 8月9日 |
インフォメーション
昭和35年(1960)に、非電化区間のホープとして誕生したディーゼル特急キハ81系は、翌年に誕生したキハ82系と共に国鉄特急のネットワークを構築し、旅客輸送の近代化に大きく貢献しました。
登場時の上野―青森間の「はつかり」での活躍後、電化などに追われて、昭和43年(1972)から活躍の場を「つばさ」に移し、翌昭和44年(1969)10月からは新設された「いなほ」に転用されました。運用の間合いを活用して運転された「ひたち」は、この時初めて登場し、現在も名前を受け継いだE657系が特急として活躍しています。昭和47年(1972)から紀勢本線の特急「くろしお」として活躍しましたが、昭和53年(1978)9月新宮-和歌山間の電化完成により、その役目を381系へと譲り、引退となりました。
主な特徴
● キハ81系「いなほ・つばさ」
・キハ81のセットの食堂車キシ80 900と単品のキハ82 900は初の製品化。キシ80 900の床下に備わる走行用エンジンや、キハ82 900の元グリーン車ならではの窓配置などを的確に再現。
・各車ヘッド/テールライト、愛称表示点灯。単品のキハ82 900は消灯スイッチ付。
・台車は全てDT31を装備。
・イスの色はグリーン車が茶色、普通車は青色、食堂車はアイボリーで表現。
・愛称サボ、号車サボ、行先表示を収録したシールが付属。
・セットのヘッドマークは「いなほ」を取付済。交換用として「つばさ」「ひたち」が付属。
・単品のキハ82 900は無地の愛称表示を取付済。交換用として「北斗」「オホーツク」及び、両列車用のサボシールが付属。
・中間連結部はボディーマウント式のKATOカプラー伸縮密自連形標準装備。
セット内容
単品
キハ82 901
別売オプション
●KATO Nゲージ LED室内灯クリア 11-211 鉄道模型用品
●KATO Nゲージ LED室内灯クリア 6両分入 11-212 鉄道模型用品
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