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改良型の新製機グループとしては初期にあたる1953年に製造された。60号機が東芝、61号機が日立製作所の製造である[1]。1953年7月15日に60号機が浜松機関区へ、61号機が東京機関区へ新製配属された。
それまでお召し列車牽引用の電気機関車としては、戦前の1934年に製造されたEF53形後期形16・18号機[2]と、1937年に製造されたEF56形の6・7号機が用いられていたが、車齢が高い上、EF53形には暖房用ボイラーがない事、東海道本線電化延伸に伴う長距離運転では旧式なプレーン・ベアリングゆえ摩擦で車軸が過熱する恐れもあった[注 24]。
このため、お召し列車運用を前提として最初から特別に製造された[注 25]機関車が、EF58形60・61号機である[1]。これらの就役により、EF53形は1954年にお召し列車の牽引から退いた。
天皇の乗用列車を牽引するという事情から、以下のような特別な装備が施されている。

  • 運転上の安全策
    ・連結器接触面、車輪の外輪部側面、台車バネ吊り部材、ブレーキロッドなど重要部材を磨き上げ、点検時に亀裂などの発見を容易にした。これは同時に装飾の効果もあった[1]。
    確実な速度監視のため、速度計を運転席の他に助士席側にも増設した[1]。
    電動発電機用の界磁抵抗器を増設し、一部が故障した場合のバックアップとした。
    故障時用に予備部品と工具を搭載。
    自動連結器が外れる事故を確実に防止するため、上錠揚止装置(連結解除レバーのロック)を装備した。
    停車位置を確実にするため、運転室の側面下部に列車位置停止基準板を装備(引き込み式)。
  • 連絡設備
    お召し列車編成内の供奉車(随行員・警備要員の乗車する車両)との連絡電話、および機関車前後の運転室相互間の伝声管を装備した。

KATO 3050 EF58 60 お召予備機

メーカー詳細

品番品名本体価格
3050EF58 60 お召予備機6,700円+税
ポイント
・ ナックルカプラー対応先台車
・電球色チップLED搭載
インフォメーション
機関車です。車体は「ため色」と呼ばれる深紅色に塗装され、ステンレス製の飾り帯、無塗装・磨き出しの下回りとされ、美しい外観を誇っていました。
お召列車牽引は本務61号機、予備60号機と役割が別れ、60号機は後にお召指定も解除されて一般機となり数々の改造を受けましたが、独自の塗色と装飾を維持し続けて浜松機関区のエースとして活躍を続けました。
昭和54年(1979)愛知植樹祭に運転されたお召列車で予備機を務めたのが60号機の最後の花道となり、4年後の昭和58年(1983)に多くのファンに惜しまれながら引退しました。今回の製品より、アーノルドカプラー標準装備(交換用ナックルカプラー付属)、ライトユニットが電球色LEDとなります。
主な特徴
● お召列車専用機関車として登場し、一生を浜松区のエースとして活躍した、60号機晩年の昭和54年(1979)愛知植樹祭予備機運転時の姿を(小窓Hゴム、ヨロイド式エアーフィルター等)プロトタイプに再現。
● 専用車体を採用し、60号機ならではの装飾を再現。
● 深みのある車体色の再現。
● 車体一体表現(ステンレス製飾り帯、ナンバープレート、メーカープレート)。
● シルバー成形部品(パンタグラフ、カプラー(アーノルド・ナックル)、先台車ステップ)。
● ヘッドライトのはちまき状の縁取りを再現。
● 運転台を表現(操作盤・イス・室内シースルー化)。
● 車体表記をリアルに再現。
● ヘッドライト 点灯。
● フライホイール搭載動力ユニット採用で安定した走りを実現。
● PS14パンタグラフ(シルバー成形部品)を採用。
● 付属品・・・日章旗、列車無線アンテナ、ホイッスル、信号炎管、にぎり棒、台座、避雷針、交換用ナックルカプラー
編成例
●お召列車1号編成 回送時
EF58 60  + お召列車1号編成 + EF58 61
●荷物列車
EF58 60 + マニ36 + マニ60 + マニ37 + マニ60 + マニ60 + オユ12 + スユ44 + スニ40 + スニ41

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口コミ情報

Assyパーツ

品番品名価格入数備考
3050SAEF58 60お召予備機 ボディ2200円1
3050SBEF5860お召予備動力ユニット2700円1
Z03K0335E351 避雷器(灰)400円20

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2024年9月10日
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